1/13/2011

芸術新聞『墨』読者参加企画


 課題:ふたつ
 Aコース・・・春過ぎて夏来にけらし白妙の干すてふ天の香具山:持統天皇(新古今)
 万葉集ではこの歌は、『春過ぎて夏来るらし白妙の衣干したり天の香具山」』となっているが、干したり=干している・・・で原歌の頃はちゃんと干していたよう、定家の時代にはもう行われていなかったのだ。衣干すてふ=伝聞形を取ることで、香具山に衣を干した当時の風俗を取り込む形になっている。

 Bコース・・・田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ (山部赤人)




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